2024

ドイツがUEFA EURO 2024を開催、開幕戦でスコットランドと対戦

UEFA EURO 2024は、6月14日から7月14日までドイツで開催され、ヨーロッパのトップ24チームが集結する。

2018年9月27日に開催されたUEFA執行委員会で、ドイツがEURO2024の開催国に選ばれた。トルコもEURO2024の開催国として招致を試みていた国だった。

統一ドイツがEUROを開催するのは今回が初めてで、これまでは1988年に西ドイツが開催していた。開催国として、ドイツはスコットランド、ハンガリー、スイスとともにグループAに入る。A1に入ったドイツ代表は、6月14日にミュンヘン・フットボールアリーナで行われる開幕戦に出場する。

ドイツは1972年以来、一貫してEUROに参加しており、1972年と1980年には西ドイツが、1996年には統一ドイツが優勝し、3度優勝を決めている。

今年のEUROには24カ国が参加し、すでに21カ国が決定、残りの3カ国は2024年3月に予定されているプレーオフで決定する。EURO2024はEURO2020と同じ方式で行われ、各グループの優勝チームと準優勝チーム、そして3位のベスト4チームがラウンド16に進出する。

注目すべき試合は?

UEFA EURO 2024のグループステージでも、すでにファンの目を引く試合がある。そのひとつが開幕戦のドイツ対スコットランドだ。UEFAが公式サイトで述べているように、開催国であるドイツは自国のサポーターの前でスコットランドに勝利を収めることを目指す。

しかし、予選でスペインとノルウェーを破っているスコットランドは、ドイツにとって簡単な相手ではないだろう。過去、スコットランドはドイツと8度対戦し、いずれも敗れている。しかし、サッカーの世界では何が起こるかわからない。

もうひとつの注目は、グループBのスペイン対イタリア。スペインとイタリアはEURO2012の決勝で対戦し、スペインがイタリアに4-0で勝利した。

今年はスペインが有力視されているが、EURO2021を制したイタリアがタイトルを保持している。

6月20日のデンマーク対イングランド戦も注目の一戦だ。デンマークとイングランドはEURO2020でウェンブリー・スタジアムで対戦し、イングランドが延長戦で2-1の勝利を収めている。

現在、デンマークとイングランドはともに予選リーグを首位で通過しており、グループステージからラウンド16に進む自信をつけている。

グループD~Fのライバル関係

グループDでは、6月21日のオランダ対フランス戦が注目される。オランダは1988年、フランスは1984年と2000年に優勝している。

しかし、2004年以降、オランダは準々決勝を突破していない。今年はフィルジル・ファン・ダイク、コーディ・ガクポ、シャビ・シモンズといった選手を擁し、オランダはタレント揃い。

一方、フランスはEURO2016では準優勝に終わったが、EURO2020ではベスト16でスイスに敗退した。キリアン・ムバッペのアシストを受け、フランスは再び決勝トーナメント進出を目指す。

6月22日に行われるベルギー対ルーマニアの試合をファンは心待ちにしている。この試合でルーマニアは6度目のEURO出場権を獲得した。彼らの最高の成績は2020年で、イングランド、ドイツ、ポルトガルと一緒のグループを勝ち抜き、準々決勝に進出した。

ファンは同日行われるポルトガル対トルコの試合にも注目している。EURO2024は、クリスティアーノ・ロナウドにとって最後の大会になるかもしれない。リオネル・メッシがアルゼンチンで最後のワールドカップに出場したときと同じように、ファンはポルトガルを注視するだろう。

ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督率いる若いチームではあるが、多くの人が、チュルキエにはノックアウトステージに進出する可能性があると信じている。