9月25日にフロイド・メイウェザーJr.との対戦を繰り広げた朝倉未来選手。
2回TKO負けを喫してしまいましたが、その後の会見では、
「早くMMAの試合がしたい」と言われていて、Twitter上には、
と、復帰について言及されていました。
そんな朝倉選手が10月15日のツイートで
あれ?引退??
確かに以前から度々「30歳で引退」宣言をされていましたが、
現時点で31歳まで残り9ヶ月、
本当に引退してしまうのでしょうか?
今回の記事では、朝倉選手の引退で考えられる3つの理由について考察してみます。
この記事でわかること
- 朝倉未来選手の引退理由
- 朝倉未来選手の引退後
朝倉未来選手の引退理由
チーターさんに引退理由について解説してもらいます。
チーターさんお願いします!
体のダメージ
総合格闘家として数々の激戦を繰り広げてきた朝倉未来選手。


昔の喧嘩されていた時代も含めるとかなりのダメージを負ってきたのではないでしょうか。
以前から、怪我で右手の拳にボルトが入っていることが公表されていましたが、
9月25日のフロイド・メイウェザーJr.戦でも「拳のボルトが飛び出そうだ」と語られています。
この対戦で初のKO負けを喫しましたが、その際に、頭へのダメージについても懸念されていました。
また、2021年の斎藤裕選手との対戦の際にも、左手のCM関節(親指の第2関節付近)脱臼という負傷を負い、完治まで時間がかかるとされていました。
確かに、日頃からの体のメンテナンスをされているにしろ、これまでの戦いのダメージによる身体的な負荷と今後を考えると、引退も考えてしまいそうです。
不整脈などの心臓系の病気


朝倉選手は今年3月29日に、自身のサブチャンネル「ふわっとmikuruチャンネル」で、
「ここ最近ですね、身体に異常が起きてまして」「心臓の病ですね」
「心臓がなんか一瞬、苦しくなる瞬間があった」「1分間に9~10回も脈が飛ぶようになった」と説明し、
格闘家を引退することを一時的とはいえ頭によぎったと告白されています。
一概に不整脈と言っても不整脈には種類があり、
ストレスなどの心因性から引き起こされるものから、心臓の病気からくる不整脈、致死性の不整脈まで様々な不整脈があります。
特に格闘家を含め、アスリートが高度なトレーニングを長期間継続して行うことで、通常より心臓が大きく肥大することに伴い、脈拍がゆっくりになる不整脈「スポーツ心臓症候群」が有名。
今回、朝倉選手は「期外収縮」と呼ばれる不整脈であるとのこと。
この朝倉選手の「期外収縮」に対して、くぼたクリニック松戸五香院長の窪田徹矢医師医師によると
「正常で規則正しい脈に時々、速い脈が入り込むのが期外収縮です。朝倉さんが『心臓がなんか一瞬苦しくなる瞬間があって』と表現しているように、胸が押される感じや喉が詰まるような感覚が症状として現れることがあります。」
出典「Business Journal」
とあります。
このことも引退を考える1つの要因になったのではないかと思います。
精神的な病


朝倉選手は昨年の大晦日に行われた「RIZIN」での斎藤裕選手との再戦後に、
試合後、リングの上でも安堵の表情を浮かべた朝倉だが、この日の動画で「試合後2~3日経って、病院に行ってないんでわからないんですけど、おそらく僕はうつ病になりました。軽いうつ病ですけど、たぶん」と告白。症状については「もう何をするにもやる気が起きなくて、なんて言うんかな、虚無感がすごくて…。ひどい時は、夜中とかに生死のことに関してずっと考えてたりとかするぐらい」と語り「原因はたぶんすごいプレッシャーだったことと、急な安堵というか、急にプレッシャーから解放されたことによる…心理学とか詳しくないんで分かんないんですけど、重圧から解放された反動でうつ病になったんじゃないかな」と自己分析した。
出典「サンスポ」
と、あくまで自己診断ですが、軽いうつ病になったと答えています。
最近では、テニスの大坂なおみ選手やサッカーのイニエスタ選手をはじめとして、トップアスリートと呼ばれる人たちがうつ病を告白しています。
有名なところでは、オリンピックで通算23個もの金メダルを獲得したアメリカの「”水の怪物”マイケル・フェルプス」選手。これだけメダルを獲得した彼でも、オリンピックの度に精神的苦痛を感じていて、最終的には「水泳をしたくなかった。もう生きていたくもなかった」と語るほど深刻だったようです。
一般的に「アスリートはメンタルも強い」と思われがちですが、「メンタルヘルス」と協議中の強いメンタルは全くの別物です。
試合結果も原因の一つですが、長期間の「怪我」などもきっかけになり得ます。
本人にとっては何が原因となるのかがわからないのが精神的な問題。
朝倉選手は自分の心と向き合った際に自分なりに分析し、自分なりの解答を出して乗り切っています。
今後については、先ほどのチーターさんの引用の続きでもこう記載されていました。
今後の人生設計についても考える機会にもなったようで、30歳を迎える節目の年を「自分の中ですごく大きな年にしたい」と宣言。「もしかしたら今年で格闘技を引退する可能性もあるし、もし格闘技を引退したらYouTubeも辞める可能性もあるなと思ったんですよね。となると、人生の中で急にやるべきものを失った時に、また大みそか後みたいなことになりかねないなと思って。逆に格闘技とYouTubeは今の自分の生活において必要不可欠なんだなと知りました。それを失わないためにも、失っても後悔がないように今年本気で頑張ろうかなと思いました」と意気込みを語った。
出典「サンスポ」
朝倉選手も怪我に悩まされた選手の1人として、また、格闘家としてだけではなく、YouTube・アパレルや他の事業で多忙な中で「心の健康」と向き合ったときに、「引退」の色が濃くなったのかもしれません。
引退に向けての今後について
「引退」という1つの区切り、そして引退後どうしていくのか。スポーツ心理士の松山林太郎氏は「現役時代から以下の4つの視点を認識しておくと良い」としています。
①長期的なスポーツキャリアの計画を立てる
いわゆる「目標設定」です。
朝倉選手は、格闘家としてだけではなく、所属の「トライフォース赤坂」でインストラクターもされています。
格闘家を引退するのであれば、インストラクターもやめてしまう可能性もありますが、他の事業も複数持っているため、この点は心配されることはないと思われます。
②幅広いアイデンティティを持つ
これは、行っている競技だけでなく、様々な事項の関心と経験を積んで視野を広げておいた方がいいということです。
朝倉選手はこの点に関しても、YouTuber、アパレルブランド経営、エンジェル投資家、不動産投資や「ブレイキングダウン」のスペシャルアドバイザーなど様々な顔を持っています。
③引退をターニングポイントとする
引退をターニングポイントとすることで、新たな目標に挑戦するよう未来志向で考えることができるということです。
朝倉選手は格闘家を引退したらYouTubeも引退する可能性を示唆しているので、今後の新たな目標ができているのかもしれませんね。
④ソーシャル(周囲)のサポートを受ける
引退に悩んだ時、信頼できる人がいれば、老い目を感じることなくサポートを受ければいいということです。
朝倉選手も同じ格闘家で弟の朝倉海選手もいますし、元も含めてYouTubeメンバーである「吉田くん」「佐々木くん」「たくまくん」「岡くん(2022年6月に脱退)」や事務関係者など信頼できる人が大勢いらっしゃるので、もう既に引退後のことを相談・サポートをしてもらっている可能性もありますね。
まとめ
朝倉未来選手の引退を仄めかすツイートについてから、引退理由について考察してきましたが、話題性のある人なので、引退以外に何か考えがあるのかもしれません。
また、引退したとしてもコナー・マクレガーさんののように引退取り消しや、
メイウェザーさんのようにエキシビジョンのみの出場などをしていくことも考えられます。
YouTuberので自称”朝倉未来の親友”シバターさんも、自身のYouTubeチャンネルで煽っているのでこれに関してもどういう対応をするのか見逃せないですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。