格闘家・皇治選手がプロデュースする格闘技団体「NARIAGARI」。
この第1回大会のバンタム級キックボクシングルールで”小指ニキ”こと悠里選手と対戦する”BAD PRINCE“元太郎選手。

オーディションでは「アマチュアで格闘技をやっていた」と語っていた元太郎選手。
この元太郎選手は一体どんな選手なのでしょうか?
また、なぜ自分の小指を切り落とすことになったのでしょうか?
この記事では
- 元太郎選手ってどんな選手?
- 元太郎選手の経歴は?
についてみていきたいと思います。
元太郎選手ってどんな選手?
元太郎選手のプロフィール


名前 | 元太郎 |
本名 | 岩本 元太郎(いわもと げんたろう) |
年齢 | 23歳(2023年1月時点) |
階級 | NARIAGARIバンタム級 |
生年月日 | 1999年3月30日 |
出身 | 東京都世田谷区 |
出身校 | 都立桜町高校→産業能率大学 |
格闘技歴 | 18歳から |
@gentaro_0330(旧:@gengen0330) | |
gentaro_0330 |
元太郎選手は18歳から格闘技を始め、アマチュアでキャリアを積んできました。
都立桜町高校に通われている時はバイトに精を出していたようで、スポーツに関しての情報は野球観戦やバッティングセンターのことがツイートされていたので、特定の部活には入ってなかったと思われます。
高校生活や交友関係に関するツイートが数多くされていますが、格闘技の道に足を踏み入れたことに関する情報はありませんでした。
元太郎選手の学生時代に思い描いたビジョン


元太郎選手は産業能率大学2年生の時に、日本経済新聞の「読者の提案 日経未来会議編」のコーナーで「新しい時代にどのような役割を担いたいですか?」という質問に対して、
「人間的な感情を大事にして生きていける人でありたい」
と投稿。
岩本 元太郎(産業能率大学経営学部2年、19歳)
私は感情で行動することを大事にして生きていける人でありたいと思う。機械的なことは人工知能(AI)の方が効率よく行えるし、今後どんどんAIに置き換わってしまうだろう。だが人間的な部分である感情は、それに近いものは機械的につくれたとしても、AIが完全に感情を理解することはできない。私は犬を飼っている。もともと保護犬で、3年前に引き取った。最初は怖がっていたが、私や家族が愛情をもってかわいがっていくうちに、心を開いて懐いてくれるようになった。今では飼い始めた頃には想像できなかったくらい仲がいい。こうした感情はAIはまねすることができないし、どれだけAIが進化しても人の代わりにはなれない。機械的にご飯をあげて散歩をしてなでることはできるかもしれないが、そこに感情はなくただ動作を行っているにすぎない。機械では決してまねできないような、人間的な感情を大事にして生きていける人でありたいと思う。
引用「https://www.nikkei.com」
自身の飼い犬との過去を例に挙げて、人としての感情の重要性と未来について考えていることが見て取れます。


確かに格闘技での感動などの感情の動きはAIに代替できないもの。
元太郎選手の目指す、格闘技界の「スーパースター」への第1歩。まずはこのNARIAGARIでの悠里選手との対戦で、観衆の感情を揺さぶるような試合が展開されるのか期待してしまいますね。
元太郎選手と格闘技
元太郎選手の戦歴は?
元太郎選手のアマチュアでの格闘技戦歴は24戦16勝(2KO)8敗です。


格闘技歴6年で24戦ものキャリアを築き、メキメキと実力をつけてきています。


格闘技を始めた当初は、自身の地元でもある世田谷区にあるキックボクシングジム【ドラゴンジム東京】に所属。
2018年にはK-1アマチュア大会のBクラストーナメントやK-1カレッジトーナメントに参加。K-1カレッジトーナメントでは2018年に準優勝、2019年に3位入賞と奮闘。


Bクラスに参加するにはCクラスで2勝以上が必要なので、18歳(2017年)未経験から始めたと考えれば1年ほどでBクラスまで上り詰めるほどの実力。ポテンシャルは十分です。
現在は、久保優太選手や木村フィリップミノル選手をK-1チャンピオンに導いた矢口哲雄さんが代表を務めるジム【PURGE TOKYO】に活動拠点を移し、【IDEAL GYM】にも籍を置くなど、2022年6月にはK-1チャレンジAクラスのトーナメントで優勝するほどに。


2020年3月には格闘技に専念するために大学休学を一大決心、その直後からコロナ禍が直撃するなど乗り越える壁がいくつもあったと思いますが、プロへあと一歩というところまできたのではないでしょうか。
岩本選手は今年3月に人生の一大決心をしました。 キックに専念すべく 今期1年間大学を休学して 大手ジムに練習拠点を移した矢先に・・・・ いきなり世の中がこの騒ぎなのである。
運命を狂わされた感はありますが、腐らずに練習は続けてきました。 直近2試合はいずれもパンチによるKO負けのため、打たれないためのスタイルチェンジと 体幹の強化で二重の対策を図ってきました。
引用「ドラゴンジムブログ」
”小指ニキ”悠里選手との対戦は踏み台
”小指ニキ”悠里選手との対戦が決定している元太郎選手。


対戦相手発表記者会見の際には「お互いの小指を賭ける戦い」として壮絶な舌戦が涅色げられました。


元太郎選手はNARIAGARIではムエタイの元日本チャンピオン・矢島選手との対戦を希望されていましたが決定したのは悠里選手との対戦。
このことに対して
ワクワクしてたのに、こんな小指おとしたチンピラみたいなやつと試合決まっちゃってだいぶショックがでかい
俺が矢島選手とやるためのお前は踏み台
オーデションで倒してない(KOしていない)のに大きいこと言わないほうがいいよ
会見での応酬で火花が散っていました。
オーディションでは、対戦相手を追い詰めつつ「本気の2割程度」だったと試合後に豪語していた元太郎選手。


NARIAGARI本戦では悠里選手に2−1の判定勝ち。


お互いに引かず、最後の10秒も両者の猛ラッシュが繰り広げられましたが、中盤に押していた元太郎選手に軍配が上がり、大会の名前の通り”成り上がり”ました。


対戦を望んでいた矢島直弥選手はとしぞう選手に敗退してしまいましたが、元太郎選手の次なるターゲットは誰になるのでしょうか。
”小指ニキ”を踏み台にした”BAD PRINCE”に今後も注目です。