2023年6月2日、昔のテレビ界を彩った元芸人で元タレントの上岡龍太郎さんが永眠されたとの悲報が報じられました。
上岡龍太郎さんが息を引き取ったのは5月19日、大阪市内の病院で、肺癌と間質性肺炎が原因だったそうです。
上岡龍太郎さんは2000年、58歳の時に芸能界から引退。
その後、表舞台には一切姿を見せず、その去り際が鮮やかだったため、引退した理由については多くの人が興味を抱いているのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、
- 上岡龍太郎さんの引退理由
- 上岡龍太郎さんはカズレーザーさんの憧れ
にスポットを当てて見ていきたいと思います!
引退の決断した理由4選
あまりにも芸能界からの去り際がカッコよかった上岡龍太郎さん!
そんな上岡龍太郎さんが芸能界から引退を決断した理由とは何だったのでしょうか?
後年、なぜ引退したのかあらためて訊かれた上岡龍太郎さんは、
今となってはもう自分でも理由が分かれへんねんね
といっていましたが、そんな上岡龍太郎さんが芸能界引退を決断した理由は4つあると考えられます!
では、1つ1つ見ていきましょう!
妻の一言
引退を決めたきっかけとなったのは、妻・友岐子さんからの一言だったそうです!
上岡龍太郎さんがある日、滑舌が悪くなった役者さんを見かけた際に、
自分がこんな風にちょっとでもレベルが下がったら、いつでも言ってほしい
と友岐子さんに言ったところ、友岐子さんから
いま!
あんた最近レベル落ちてるで!
と即答で言われてしまったんだとか!
さすが、13歳から上岡龍太郎さんのファンとして、また19歳からは妻としてすぐ隣で上岡龍太郎さんを見てきた友岐子さんだからこそ、上岡龍太郎さんの変化に敏感だったのかもしれませんね!
自身の老いを感じて
上岡さんが舞台の控室で着替えをしていた時、鏡に映った自身の後頭部を見て
え? 誰、あのおじいちゃん?
と思ってしまったんだとか!
自身の老いを感じたことも引退を決めた一因だとされていますね。
若手タレントへの対応
若手タレントへの対応について考えてのことも、上岡龍太郎さんの引退の要因となっているようです!
上岡龍太郎さんが新幹線で移動している際に、若手のタレントが上岡龍太郎に挨拶に来ましたが、会話がうまく続かなかったんだそうで、
あ~、ほんならよろしく
とだけいって別れたんだそうです。
上岡龍太郎さんは若い頃、売れなくなった大物タレントから昔の自慢話を聞かされるのが、たまらなく嫌だったんだそうで、自身も若いタレントから見れば、当時の売れない大物と同じように見られているのではないかと感じたことんだとか。
時代の変化を見越した引退?
上岡龍太郎さんは物事をはっきりと言う一本気な性格で、共演者との口論や番組途中での退席など、視聴者にも番組制作者にも媚びない姿が魅力でした!
地位や権威に恋々とする人の多いなか、潔い引き際を見せた芸人が、上岡龍太郎だろう。「僕の芸が通用するのは20世紀まで」の言葉を残して2000年に芸能界から退いたのは、58歳の時だった。
引用「Yahoo!ニュース」
しかし、昨今では視聴者やスポンサーのコンプライアンスが厳しくなっており問題の起きにくい番組作りが求められています。
そのため、上岡龍太郎は時代の流れを見越して、芸能界を早めに引退したのかもしれません。
結局、彼に引退を決意させたのは、自分の老いも、テレビ・芸能界での自分の立場も、すべてを客観的に見抜いてしまうその性格だったのかもしれない。
引用「文春オンライン」
そんな客観的に見ることができることが上岡龍太郎さんの最大の魅力とも言えるかもしれませんね!
カズレーザーの憧れ
お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーさんは上岡龍太郎さんを「神様的存在」として憧れているんだそうです!
『オー!!マイ神様!!』(TBS系)では、これまで心からリスペクトする“マイ神”を出会い、虜になったきっかけや武勇伝や名言などをゲストに熱く語ってもらっていた。26日深夜放送分では同番組レギュラーの田中裕二(爆笑問題)と、カズレーザーの“マイ神”が紹介された。
引用「LINE NEWS」
そんな「神様的存在」になった理由は
- ものを知っていることを面白くした芸人
- 生き様のがカッコいい
レギュラー番組を何本も抱える人気芸人となったカズレーザーさんですが、引き際は上岡龍太郎さんのようにきっぱり線引きをしてカッコよく身を引くことも考えられますね。
まとめ
今回は、人気絶頂の中で芸能界を引退した上岡龍太郎さんの理由についてスポットを当てて見てきました!
妻・友岐子さんの一言から、自身の老いを感じたり、若手タレントとの距離を感じたり、そして時代の変化を察知したりと、複数の要素が彼の決断を後押ししたことが伺えますね。
しかし、引退後も上岡龍太郎さんの鮮烈な人物像は視聴者の記憶に残り続け、彼がいなくなった今でもその存在はテレビ界に深く刻まれています。
上岡龍太郎さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。